カラスの親指 [映画]
【カラスの親指/☆☆☆☆☆☆☆☆★★】
「月と蟹」で直木賞に輝いた作家、道尾秀介の小説を実写化。ワケありの詐欺師コンビが、ひょんなことから共同生活を送ることなった姉妹と青年と共に一世一代の勝負に挑む姿を活写する。『テルマエ・ロマエ』の阿部寛とベテラン芸人の村上ショージが詐欺師コンビにふんし、絶妙な掛け合いを披露。共演には『北の零年』の石原さとみ、『グッモーエビアン!』の能年玲奈、『トウキョウソナタ』の小柳友など、バラエティー豊かな顔ぶれが集結。全編にちりばめられた伏線が一気に回収される、ラスト20分に圧倒。
という話。
時間的には2時間半弱あるのですが、あっという間に終わりました。
脚本が原作を忠実に再現していました。
映画の内容もイメージ通りの展開で、非常に楽しめました。作家、道尾秀介の本はほとんど読ませてもらいました。哀しくて切ない中に温かみの残る作品が多い気がしますが、これもその作品のひとつでした。
直木賞を受賞した「蟹と月」同様、人間の闇が巧く描かれていたと思います。
ってか、どこまで伏線を張り巡らせばいいのだろうと思える作品でした。配役も良かったと思います。
皆さんにもお勧めの作品です。