みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 2 瑞鳳殿 (2/2) [社寺仏閣]

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【瑞鳳殿】
瑞鳳殿は1636( 寛永13)年、70歳で生涯を閉じた仙台藩祖伊達政宗公の遺命により、その翌年ここ経ケ峯に造営された霊屋(おたまや)です。
桃山様式の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築として1931(昭和6)年、国宝に指定されていましたが、1945(昭和20)年の仙台大空襲の戦災で惜しくも焼失してしまいました。現在の建物は1979(昭和54)年に再建されたものだそうです。

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本当に豪華絢爛な廟建築です。
次に向かったのが、杉森を挟んだ反対側にある伊達忠宗公と伊達綱宗公の御霊廟に向かいます。

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門を潜りすぐに見えてくるのが

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【感仙殿】
感仙殿は二代藩主伊達忠宗公(1599~1658)の霊屋であり瑞鳳殿と同等の華麗なものだったそうですが、明治初年に本殿を除いて取り壊されてしまい、残った本殿も昭和20年の戦災で焼失しました。
現在の霊屋は瑞鳳殿に続いて再建が進められ、昭和60年に完成したものだそうです。明治初年の取り壊しって事は、太政官布告(廃仏毀釈)の事でしょう。

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【善応殿】
善応殿は三代藩主伊達綱宗公の霊屋で、感仙殿と同様に造営されましたが、感仙殿と同様に明治初年に取り壊され、昭和60年感仙殿とともに再建されたものだそうです。
善応殿には焼失以前の資料が乏しかったため、種々の検討の結果、綱宗公が好んで描かれた「鳳凰」と「牡丹」を装飾に採用されたそうです。

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仙台藩主だった伊達家の功績が伺える御霊廟でした。

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いやぁ、素晴らしい!! この後の旅行が非常に楽しみになってきました。



次回は、この瑞鳳殿に隣接する寺院【瑞鳳寺】に向かいます。







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