高幡不動金剛寺 ② [社寺仏閣]

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こちらの不動堂の中に安置されているのが

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不動明王様のお前立様です。
ここでひとつ説明します。お前立様とは、ご本尊様等を安置している寺院では、このご本尊様を秘仏として寺院の奥深くに安置し滅多に人目には晒さないようにしている場所も多くあります。
その場合、そのご本尊様の代わりに皆様に拝んで頂く仏像として、安置している扉の前に置いてあるご本尊様の身代わり・・・、それをご本尊様の前に立つ仏像様。すなわちお前立様というのです。

では、このお前立様の御本尊様はというと

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こちらの中に保管してあります。

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【不動明王二童子像:国の重要文化財】
当寺の本尊。不動明王坐像の向かって右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)像、左に制托迦童子(せいたかどうじ)像が立つ。不動明王像の像高は約2.8メートル。建武2年(1335年)、不動堂が大風で倒壊した際に大破し、康永元年(1342年)に修理されているが、各像とも根幹部分は平安時代後期の作だそうです。

で、その奥にあるのが

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【大日堂:金剛寺の総本堂】

この中である体験が出来ると聞き迷わず拝観しました。ここで体験出来るのが【鳴り龍】です。一般的には【鳴き竜】と呼ばれています。
鳴き竜とは、法堂などの天井に竜の絵が描かれている広間で手を叩くと竜の鳴き声のような音がすることで、「鳴き竜」と呼ばれています。この鳴き竜の不思議な点は、鳴き竜の声がきれいに聞ける位置が決まっていて、その位置から離れて手を叩いても聞く事は出来ません。
有名な鳴き竜は、日光東照宮や京都の東福寺、泉涌寺などなど・・・。それをここで体験できるなら!!

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総本堂の天井には大きな竜が描かれていました。実際に手順通りに手を叩くと・・・
本当に拍手に応えるように竜の鳴き声が・・・。その体験を済ませて広間の裏にまわると次の方が拍手していました。

・・・・・
聞こえません。

やはり立つ位置が変わると聞こえませんでした。いやぁ、不思議ですね。
外に出て境内の散策を続けました。

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鐘楼。

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五重塔。もう新緑の季節に様変わりしてました。

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【山内経之供養塔及び像内文書:国の重要文化財】
こちらを見落とすところでした。

いやぁ、この寺院も見所満載でした。







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