大塚山・御岳山・日の出山登山 番外編。 思い出した話。 [ひとり言]
ある家の話。
居間で父と母がひそひそ話を始めました。
「お母さん、昨日山で千両を見つけたんだよ」
『それは大変じゃないの!早く取りに行かなきゃ。 ちゃんと隠してきた?』
「簡単に移動できるものでもないから、しっかり木の枝を被せて隠してきたよ。」
うちの山に千両箱があったなんて!!!!
あんなに毎日のように行っていたのに、見つけられなかったなんて!!!
少年は大喜びしました。
“これでうちも大金持ちだ!欲しい物は何でも買える!”
少年は、両親に自分も山に付いて行くと言いました。
「じゃぁ、早くしなさい。盗られる前に行かないと!」父は、興奮していました。
『ほら、行くよ。』母も鼻息が荒かったそうです。
うちの家は代々続く家なのに、どうしてお宝がないんだ。
金目のものが何もない。
そんな事を思っていた少年は、これで納得出来ました。
”うちは、お宝をずっと山に隠していたんだ。なんて賢い家なんだ。”と。
「着いたぞ!」父の猛々しい声が聞こえました。
『分かってるから。』母も緊張気味です。
父とは母スコップを片手に勇み足で山に入って行きました。
いよいよ、千両箱とご対面です。
昔、父に聞いたことがありました。「小判は現在の価値で、1枚5万円から10万円くらいはあるからなぁ。」と
5万円×1000枚=5000万円。使いきれません!
スーパーファミコンを買っても、お釣りがきます。
その時、父が叫びました。
「お母さん、あったぞ。」
『何処、何処。 あった!あった!』
少年は言いました。「どこ?」
「ここだよ」と言って、父は竹の棒で指しました。
どこ?
と少年は聞き返しました。
ここだよ!と言って、父は再度指しました。
指されたものは
?????????????
違う!
千両は?
と少年は聞きました。
父は言いました。
「だから、これだって言ってるだろ!」
・・・・・・・・・・・・
千両って何?
鳩が沢山頭の中を飛びました。
すると母が興奮しながら言いました。
『お父さん、こっちには万両があったよ』
少年は思いました。“どうせ、また実でもなってるんだろ”
大正解☆
このやろう!!!!!!!!!!
俺の夢を返せ!
こんなので、スーパーファミコン買えるか、ボケ!ってか、どっちも同じだろうが!!!!
しかし、それを喜ぶ両親。ふと振り返りながら父が言いました。
「お前、もしかして、小判の千両だと思ったんじゃないよな?」
『お父さん〇〇は、もう6年生だよ。そんな馬鹿じゃないよ~。流石の〇〇も~(笑)』
・・・・・
そんな馬鹿な息子でごめんなさい・・・・。
という話。
そう、僕です。先日山登りで、山を下っている時に思い出しました。
素直な頃の僕の昔話です。
あの日以来、僕はグレて行きました。
明日からは、また本題になります。
居間で父と母がひそひそ話を始めました。
「お母さん、昨日山で千両を見つけたんだよ」
『それは大変じゃないの!早く取りに行かなきゃ。 ちゃんと隠してきた?』
「簡単に移動できるものでもないから、しっかり木の枝を被せて隠してきたよ。」
うちの山に千両箱があったなんて!!!!
あんなに毎日のように行っていたのに、見つけられなかったなんて!!!
少年は大喜びしました。
“これでうちも大金持ちだ!欲しい物は何でも買える!”
少年は、両親に自分も山に付いて行くと言いました。
「じゃぁ、早くしなさい。盗られる前に行かないと!」父は、興奮していました。
『ほら、行くよ。』母も鼻息が荒かったそうです。
うちの家は代々続く家なのに、どうしてお宝がないんだ。
金目のものが何もない。
そんな事を思っていた少年は、これで納得出来ました。
”うちは、お宝をずっと山に隠していたんだ。なんて賢い家なんだ。”と。
「着いたぞ!」父の猛々しい声が聞こえました。
『分かってるから。』母も緊張気味です。
父とは母スコップを片手に勇み足で山に入って行きました。
いよいよ、千両箱とご対面です。
昔、父に聞いたことがありました。「小判は現在の価値で、1枚5万円から10万円くらいはあるからなぁ。」と
5万円×1000枚=5000万円。使いきれません!
スーパーファミコンを買っても、お釣りがきます。
その時、父が叫びました。
「お母さん、あったぞ。」
『何処、何処。 あった!あった!』
少年は言いました。「どこ?」
「ここだよ」と言って、父は竹の棒で指しました。
どこ?
と少年は聞き返しました。
ここだよ!と言って、父は再度指しました。
指されたものは
?????????????
違う!
千両は?
と少年は聞きました。
父は言いました。
「だから、これだって言ってるだろ!」
・・・・・・・・・・・・
千両って何?
鳩が沢山頭の中を飛びました。
すると母が興奮しながら言いました。
『お父さん、こっちには万両があったよ』
少年は思いました。“どうせ、また実でもなってるんだろ”
大正解☆
このやろう!!!!!!!!!!
俺の夢を返せ!
こんなので、スーパーファミコン買えるか、ボケ!ってか、どっちも同じだろうが!!!!
しかし、それを喜ぶ両親。ふと振り返りながら父が言いました。
「お前、もしかして、小判の千両だと思ったんじゃないよな?」
『お父さん〇〇は、もう6年生だよ。そんな馬鹿じゃないよ~。流石の〇〇も~(笑)』
・・・・・
そんな馬鹿な息子でごめんなさい・・・・。
という話。
そう、僕です。先日山登りで、山を下っている時に思い出しました。
素直な頃の僕の昔話です。
あの日以来、僕はグレて行きました。
明日からは、また本題になります。
2012-12-12 09:13
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コメント(2)
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…気持ちワカリマス。
by みやもっち (2012-12-12 07:38)
久しぶりのお父さまご登場ですね^^
もうファンですよ(笑)
by junko (2012-12-12 19:06)