花と流れ星 [本]
【花と流れ星/☆☆☆☆☆☆☆☆★★】
死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。三人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人…。彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。
という話。
流石です。
特に【流れ星の作り方】と【オディ&デコ】は、個人的に良かった。何なんでしょうか、あの温かみは・・・。
決してハッピーエンドではないのですが、読んで”良かった・・・”と思えてきた。
この著者の特徴でもある”伏線”があらゆる場所に張り巡らされているので、読んでいて大どんでん返しを食らってしまう感じ・・・・、それが好きです。
以前読んだ作品の中で、大きなヘッドホンをしている探偵。どうして大きなヘッドホンをしているのか・・・・・と思っていたのですが、てっきり”耳が大きいから”隠しているのかと思っていたのですが、実際には・・・・ でした。
読んだ瞬間に【大どんでん返し】を食らい、そうなんだ!と。人間の心理、思い込みを巧みに操っている気がする・・・。ってか、ただ僕が操られているだけかも知れないけど(^^)
まぁ、この作品はオムニバス形式ですが、面白かったです(^^)
次回は、何を読もうかなぁ・・・・
2012-10-11 00:00
nice!(3)
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