きみにしか聞こえない [本]

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【きみにしか聞こえない:著者 乙一/☆☆☆☆☆☆☆★★★】

私はケータイを持ってない。なぜなら、私には友達がいないから。だから毎日空想をして、憧れ続けていたある日。頭の中に鳴り響いた美しいメロディ。それは、同じさみしさを抱えた少年からのSOSだった・・・。

という話。

イイ話でした。
僕には、こんな話は絶対に浮かびません。それくらい奇想天外な話でした。
切ないですね・・・。哀しい。
そんな作品でした。



暗いところで待ち合わせ [本]

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【暗いところで待ち合わせ:著者 乙一/☆☆☆☆☆☆☆☆☆★】

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。

人の心の拠り所って一体何処なのか・・・。
人は何故、群れなきゃ生きられないのか。
主人公の幸せを願う・・・。

そんな話でした。



天帝妖狐 [本]

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【天帝妖狐:著者 乙一/☆☆☆☆☆☆☆☆☆★】

とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が…。表題作ほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BALL」を収録。ホラー界の大型新人・乙一待望の第二作品集。

という話。

この人も凄いですね。
他の人には、想像出来そうにない世界観がイイ。
まぁ、「トイレのタバコさん」は想像出来る範囲でしたが、天帝妖狐は素晴らしかったです。
どうして、こんなに哀しい話が浮かぶのでしょうか・・・。どうして、こんなに切ないのでしょうか・・・。
どうして・・・・。
そう思えて仕方ない話でした。

素晴らしいの一言です。


クリムゾンの迷宮 [本]

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【クリムゾンの迷宮:著者 貴志祐介/☆☆☆☆☆☆☆☆☆★】

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。

という話。

これは傑作ですね。映画化すると制限は絶対にかかるでしょう。それくらいグロテスクなシーンが多いのでしょう。
先ず、話の展開がイイ。
デスゲームが始まり、ゲームの進行上、4チームで東西南北それぞれに進むのだが、その後の展開が巧い。伏線をそれぞれに準備しているのも巧いが、何より・・・・が巧い。
この・・・・が言えないけど、読んでみればきっと解ります!
みなさんも、是非読んでみて下さい!
流石、貴志さんの作品ですね。

今年のベストBookは [本]

今年読んだ本で一番面白かった本は・・・・

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【龍神の雨】

どの本も何時間も掛けて読んでいるので、非常に面白かったのですが、そんな中で特に印象に残っていたのが、この本でした。
今年は、26冊の本を読んでいたのですが、個人的には驚異的なペースでした。
どの本も面白かったのですよ。よくもこんなに面白い作品を考えられるものだと思います。想像力が凄いのでしょうね。中には読んでいてイメージできない本も数本ありましたが、この本は面白かったです。

去年の初めなんか、本はほとんど読まない人だったんで(^^)
今現在、買い貯めした本が4冊ほどあるので、年末年始はその本を読もう。

みなさん、お勧めの本なんてありますか?
これは良かったよとかあれば、是非教えて下さい(^^)


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